帯広柏葉高校(須藤克志校長、全日制711人、定時制41人)の全日制100周年・定時制70周年記念式典が7日午前10時半から帯広市内のよつ葉アリーナ十勝で開かれた。在校生や同窓生、来賓ら1600人が出席。1世紀の伝統をかみしめ、さらなる飛躍を誓った。
オープニングセレモニーでは、34期生の吉田美和さんがボーカルを務めるDREAMS COME TRUE(ドリカム)の「何度でも」の曲に合わせ、書道部員が記念テーマ「NEXT STAGE~柏葉の伝統は世紀を超えて」と歌詞の一部を書き上げた。同窓生のオカリナ奏者ホンヤミカコさん(32期)が「大地の旅」を演奏して、清らかな音色を響かせた。
式典で、須藤校長は「本校の歴史と伝統は熱意と愛情を持った数多くの先生方や本校に携わった皆さま方の支援、生徒たちの精進の積み重ねによって築かれたもの。今ここで、本校が“NEXT STAGE”へと新たな歴史をつなげていくことを皆さまに約束する」と式辞。記念事業協賛会の細川吉博会長が「100周年は終点ではなく、先輩たちがつないできた柏葉魂を感じ、母校の発展に誓いを新たにするとき」とあいさつした。
倉本博史道教委教育長、米沢則寿帯広市長が祝辞を述べ、歴代校長やPTA会長らに細川会長から感謝状が贈られた。全校生徒が招待されたドリカムのライブのドキュメント映像も流れ、ドリカムからのメッセージが紹介された。吹奏楽部が記念曲「Hymn to Centenary 百年祭への賛歌」を、作曲者の内藤淳一さんの指揮で披露した。
全日制生徒会長の青砥暖空(はるく)さん(3年)が「100年後もこの学校を誇りに思えるよう努めていく」、定時制生徒会長の藤石優眞さん(4年)が「定時制に入学し、学べていることを誇りに思う」とあいさつした。同校で35年間、音楽教諭を務めた渡部裕隆さんの指揮で柏葉歌を斉唱し、閉会した。(澤村真理子)
功労者は次の通り。(敬称略)
▽歴代校長=大山節夫(第30代)堺俊光(第31代)島芳一(第32代)塚本宏之(第33代)吉瀬献策(第34代)
▽歴代PTA会長(全日制)=森房明、山本マサヒコ、井上理、吉田隆佳、中井宏
▽歴代PTA会長(定時制)=土谷幸恵、坂田真由美、藤川和枝、工藤憲一、大沼由美、岩淵陽子、篠島真理、中川砂織、外崎馨
▽歴代定時制教育振興会会長=高田浩
▽同窓会名誉会長=高田勲
▽同窓会前会長=奥周盛(故人)
▽定時制教育振興会長=中山孝昭
▽一般財団法人帯広柏葉会理事長=角谷巍啓
▽記念事業協賛会会長=細川吉博