秋サケのつかみ取りに奮闘する子ども(23日午前11時半ごろ。金野和彦撮影)

秋の味覚に行列、サケつかみ取りも とよころ産業まつり

 【豊頃】「海と大地の祭典 とよころ産業まつり2023」(実行委員会主催)が23日、豊頃町内のJA豊頃町多目的広場で開かれた。町内外から大勢の家族連れらが訪れ、楽しいひとときを過ごした。

 開会式で実行委員長の按田武町長は「秋の味覚を楽しんで、思い出に残る一日にしてください」とあいさつした。豊頃太鼓の演奏で開幕。飲食店コーナーではキッチンカー5台と13店が出店。町産食材が詰まった「豊頃スープ」(1杯300円)のコーナーは行列ができる人気ぶりで、午前11時ごろには用意した300食が完売した。妻と来場した帯広市の伊織一博さん(75)は「サケも野菜も入った牛乳味のスープ。値段も安くておいしかった」と話していた。

 大津産秋アジの数量限定販売では、発売前に約150人が列をつくり、準備した約350匹は同11時すぎに完売。毎年人気の「秋さけつかみ取り」には抽選で選ばれた男性、女性、子どもの各30人計90人が挑戦し、いけすでサケを追った。

 ステージでは、豊頃中吹奏楽部の演奏やふかしたジャガイモを食べて品種を当てる「利きじゃが芋選手権」などが開かれ、会場を盛り上げた。(吉良敦)

秋の味覚に行列、サケつかみ取りも とよころ産業まつり

吉良 敦

十勝毎日新聞社 編集局 編成センター

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