畑から次々と掘り出されるメークイン(23日午前9時25分ごろ、帯広市以平町で)

ジャガイモ収穫本格化 大正メークイン選別に汗

 十勝管内でジャガイモの収穫が本格化している。農業者は炎天下の下、汗をぬぐいながら選別作業に励んでいる。

 帯広市以平町の川岸祐貴さん(40)は12ヘクタールでJA帯広大正の特産「大正メークイン」を栽培。畑を被覆資材で覆って生育を促したことに加え、「今年は小麦収穫が7月27日に終わったから」と、例年より早い3日から収穫を始めた。23日は午前7時から作業し、家族ら4人がハーベスターに乗り、規格外のイモを取り除くなどの作業を進めた。川岸さんは「高温干ばつの影響で、ほ場によって小玉傾向の場所もあるが、品質は悪くなく収量もまずまず」と話していた。

 同JA管内では今年、平年並みの約1200ヘクタールを作付け。同JA青果課は「例年の収穫開始の平均は8月2週目ごろだが、今年は早い農家は7月31日に始めた。一方でイモの肥大を待って今月末から始める農家もいる」としている。恒例の「帯広大正メークインまつり」は9月23日に開かれる。(松村智裕)

【10秒動画】ジャガイモ収穫本格化 大正メークイン選別に汗

松村 智裕

十勝毎日新聞社 編集局 運動グループ

広告

関連画像