色鮮やかなトルコギキョウを一本一本丁寧に摘み取る作業員(8日午前8時ごろ、音更町下士幌の波佐農場で。金野和彦撮影)

きょう立秋、トルコギキョウ出荷盛ん あす以降真夏日に

 【音更】8日は「秋の始まり」とされる二十四節気の一つ「立秋」。音更町内の花卉(かき)農家では13日の盆入りを前に、トルコギキョウの出荷が盛んだ。色や咲き方のバリエーションが豊富で、冠婚葬祭や墓参りにも需要が高い花。出荷を待つ八分咲きの花々は秋の訪れも感じさせるが、十勝管内は10日以降、再び「真夏日」の予想だ。

 音更町下士幌の波佐農場では、ビニールハウス3棟で約30種類を栽培。開花時期に合わせて6月下旬から11月にかけて出荷するが、8月は最盛期の一つで、淡い桃色や紫、白などの花々が静かに出荷を待つ。

 波佐康弘さん(44)は「温度や湿度の管理など、他の作物以上に気を使う。今夏の暑さに苦労したが、出来栄えには自信がある」と話す。

 主に管内向けに出荷され、JA木野の農産物直売所「きのっ子ファーマーズ」でも購入できる。

 帯広測候所によると、8日正午までの帯広の最高気温は、平年よりも8度ほど低い18・2度。9日以降は一転暑さが戻る見通しで、予想最高気温は10日32度、11日33度、12日30度。(松岡秀宜)

きょう立秋、トルコギキョウ出荷盛ん あす以降真夏日に

松岡 秀宜

十勝毎日新聞社 編集局 司法グループ

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