仮装をして帯広市中心部の通りを練り歩く柏葉高の生徒たち(7日午前11時半ごろ。須貝拓也撮影)

声出し解禁で再開 柏葉祭で元気にパレード

 十勝管内の高校に学校祭シーズンが訪れた。新型コロナウイルスが感染症法上5類に移行した今夏は、4年ぶりに制限のない学校祭となり、生徒たちが思い切り青春を満喫。仲間との思い出の一ページを刻んでいる。

 今年開校100周年を迎えた帯広柏葉高校(須藤克志校長)の第74回柏葉祭は「青春短シ走レヨ少年」がテーマ。午前9時40分から体育館で開会式を行い、須藤校長が「コロナの影響の無い新しい柏葉祭。3日間楽しむぞ!」とあいさつ。青砥暖空生徒会長(3年)が「いろいろ解禁になった学校祭、盛り上がっていくぞ!」と呼び掛けた。

 学年縦割りのブロックごとに「バイオハザード」「宇宙」などをテーマにした衣装とみこしで市内中心部をパレードした。沿道にはスタート前から多くの地域住民らが待ち構えていた。4年ぶりに声出しも解禁され、生徒たちの元気な掛け声が響いた。

 3年生の藤澤姫花さんは「これまでの学校祭を知っている学年はいないが、昔みたいに楽しい学校祭を自分たちなりに作って盛り上げていくことができて楽しい」と笑顔を見せた。

 パレードは教職員に加えて保護者37人も誘導などで協力。保護者の内海里花さん(48)は「4年ぶりに元通りの学校祭が戻った」と生徒たちの晴れ姿を見守った。(澤村真理子)


柏葉祭で元気にパレード

澤村 真理子

十勝毎日新聞社 池田支局

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