帯広柏葉高校(須藤克志校長、生徒710人)と帯広三条高校(合浦英則校長、生徒704人)がスポーツの試合などで交流する「第64回三柏戦」が28日、明治北海道十勝オーバルで開かれた。新型コロナウイルスの影響で全校生徒がそろっての通常開催は4年ぶりとなった。
開会式では、前回優勝校の三条の鎌田潤音生徒会長が優勝旗を返還。両校の応援団やチアリーダーが熱いパフォーマンスで盛り上げた。両校生徒による選手宣誓は、双子の兄の佐藤祐滋朗さん(三条3年)と弟の佐藤晃滋朗さん(柏葉3年)が務めた。2人は「スポーツマンシップにできるだけのっとり、いつどの角度で写真を撮られ、インスタに載せられても困らないような形で正々堂々と戦い抜くことを誓いましょう」と声をそろえ、爆笑を誘った。
昨年までの成績は両校とも28勝と互角で、近年は三条が10連覇中。柏葉の応援団も務めた晃滋朗さんは「11連敗と三条の勝ち越しを阻止したい」と気合十分。三条チア部の松浦花音さん(3年)は「両校の生徒全員がそろった中で踊れ良かった。(勝ち越して)歴史を塗り変えたい」と意気込んだ。
○×クイズやドッジビーなどの交流種目と、卓球、バスケ、バレーボール、バドミントン、硬式テニス、ソフトテニス、野球、サッカー、ハンドボールの各部の試合で競う。(澤村真理子)