水温0・6度の湖に飛び込む サウナ文化「アヴァント」開始

 【新得】アウトドアサウナを楽しみながら凍った湖を水風呂代わりにする「北海道アヴァント」の今季営業が8日、町内のくったり湖畔で始まった。

 北海道アヴァントは、十勝サウナ協議会(会長・後藤陽介十勝ガーデンズホテル社長)が昨年から冬季限定で企画。湯宿くったり温泉レイク・イン(新得)と、十勝アドベンチャークラブ(同、TAC)、デスティネーション十勝(帯広、林克彦社長)の3社が運営している。

 アヴァントは、湖の冷水につかってクールダウンする本場フィンランドのサウナ文化。同湖畔近くにフィンランド式のサウナ3基を完備し、熱いサウナストーンに水をかけ水蒸気で体を温めた後、約20メートル離れた湖につかる。

 7日には体験会が開かれ、道内のサウナ愛好者ら15人が、室温100度のサウナから、厚さ約30センチの氷を割って作った、水温0・6度の約1・5メートル四方の湖に飛び込んでいた。栃木県宇都宮市の正親(おおぎ)秀章さん(31)と簗瀬(やなせ)友紀さん(30)さんはいずれも初体験で、「寒いけど爽快な気分。貴重な経験。SNSで仲間に発信したい」と笑顔だった。

 アヴァントの営業は3月12日までで、1日2回(午前10時~正午、午後1時~同3時半)。参加費は1人2万円。問い合わせや予約は、くったり温泉レイク・イン(0156・65・2141)または、TACの予約専用サイトへ。(佐々木健通信員)

くったり湖が水風呂 新得でアヴァント今季開始

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