道産チーズの魅力を伝える「北海道チーズフェス2022」が4日、帯広市内の北海道ホテルで開かれた。メインイベントの「C1グランプリ」ではチーズの試食・投票を実施し、盛り付けを行うチーズプラトーの実演も披露された。
北海道チーズフェス実行委員会(事務局・グリーンストーリープラス)が主催し、昨年に続いて2回目。十勝ナチュラルチーズ協議会顧問の林克彦氏(十勝毎日新聞社取締役)が「国内のチーズ消費量は増加傾向にあるが、国産の割合は14%のみ。国内チーズ工房の半分近くは道内に所在しており、北海道からチーズのおいしさを広めたい」とあいさつした。
道内外から200人が参加。C1グランプリは、しあわせチーズ工房(足寄町)や十勝野フロマージュ(中札内村)など十勝管内をはじめ、道内各地の工房のチーズ50種類を用意。参加者は食べ比べをしながら、好みのチーズに票を投じていた。投票結果は同日午後に発表される。
チーズプラトーの実演(4日午前11時ごろ。金野和彦撮影)
チーズプラトーの実演では昨年実施したコンテストのファイナリスト4人が作品を披露。管内から唯一参加した帯広市の福島陽子さんは正月をテーマにした作品を仕上げた。
9~11月に実施したチーズの盛り付けや料理写真を募る「チーズフォトコンテスト」の大賞発表や、チーズに関する講話やパネルディスカッションも行われた。帯広市から来た東恵津子さん(35)は「一度に50種類のチーズを食べることは日常生活ではないので、天国のような時間を過ごせた」と話していた。(津田恭平)