瓶の中に不純物がないかなどを調べる研究所の職員(1日午前10時20分ごろ)

今年のブドウで作ったワインいかが 17日発売、池田の十勝ワイン

 【池田】今年産のブドウで醸造した「十勝ワイン 新酒赤」の瓶詰めが1日、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(佐野寛所長)の製造工場で行われた。フランス産新酒ワインのボージョレ・ヌーボーは、円安などにより価格が高騰し、国産新酒ワインの需要が増しているとされる。同研究所では例年12月に始める販売時期を前倒しにし、ボージョレ・ヌーボーの解禁日17日に合わせて発売する。


 今回は後志管内仁木町産のツバイゲルトレーベを主体に、道産の清見のブドウ2種を混ぜて醸造。今年は従来の製造方法よりも、製造期間を短縮し、ボージョレ・ヌーボーの解禁日に間に合うように作業を進めた。ツバイゲルトレーベの渋みに清見を加えることで軽やかでバランスのいい味わいになるよう工夫した。

 瓶詰め作業はこの日午前9時ごろから行われ、出荷する3600本のラベル貼りも終えた。この後は、不純物の有無を調べる検査を経て、17日から道内のスーパーを中心に全国販売する。1本720ミリリットル、1524円。アルコール度数は12%。

 同研究所製造課醸造係兼品質管理係の山岸賢三係長は「カツレツやミンチカツなどの食事とよく合うと思う。フレッシュな味わいを楽しんでほしい」と話している。(本田龍之介)

今年のブドウで作ったワインいかが 17日発売、池田の十勝ワイン

本田 龍之介

十勝毎日新聞社 営業局

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