大勢の人が目当ての商品を次々と購入した「とかち農祭」(15日午前10時40分ごろ)

とかち農祭で「銀の匙展」盛り上げる 帯農生が野菜や加工品販売

 道立帯広美術館で開催中の「銀の匙展」を帯広農業高校の生徒が盛り上げ-。帯農生による野菜や加工食品の販売会「とかち農祭」が15日午前10時半、美術館前広場で始まり、“帯農産”の安くておいしい商品を大勢の市民らが買い求めた。16日も午前10時半から開催、売り切れ次第終了となる。

 美術館前には開始前から長蛇の列ができた。客は販売開始の合図と同時に目当ての商品を次々と手にし、買い物袋はぱんぱんに。加工品は個数制限を設けたが、限定20個のベーコンは開始約20分で売り切れた。

 開始1時間前から並んだという金山幸愛(ゆめ)さん(18)は帯農の卒業生。母の睦さん(47)と飲むヨーグルトを購入し「無事買えて良かった」と笑顔を見せた。希望する購入者には「銀の匙展」の割引チケットを配布しており、チケットをもらった金山さん親子も「この機会に」と足を運んだ。

 食品科学科3年の外山峻右さん(18)は「予想以上のお客さんに驚いている。たくさんの人に帯農に興味を持ってもらえてうれしい」と話した。(近藤周)

近藤 周

十勝毎日新聞社 編集局 町村・支局グループ

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