【鹿追】然別湖の遊漁を特別解禁する「グレートフィッシング」のファーストステージが、26日午前6時から始まった。同湖と流入河川固有の魚ミヤベイワナ(オショロコマの亜種)を狙い、全国から釣り人が参加した。ファーストステージは6月27日まで。
特別解禁は2005年から実施。同湖の釣獲資源調査を目的としており、釣り人は釣った魚の種類や体長、場所などを報告する。1日当たり50人限定で、釣る場所や釣り具は細かに規定されている。フライかルアーのみ、釣り針は返しがないもの、釣った魚はすぐに湖に戻すなどが決められている。
NPO法人北海道トラウトフィッシング協会(鹿追)の主催。コロナ禍の影響で初日にスタートできたのは19年以来3年ぶりで、初日は定員上限の50人が参加。解禁時間に一斉に手こぎボートなどで湖上に出て、思い思いの場所で当たりを待った。札幌から訪れた自営業、柳山仁志さん(23)は「ミヤベイワナが美しく、秋のニジマスも好き。然別湖の魚はみやびやか」と話し、友人と楽しんでいた。
グレートフィッシングへの参加は予約が必要で、ホームページから申し込める他、事務局が電話(080・5599・9591)でも受け付けている。(平田幸嗣)