十勝の食の魅力を発信する「たいとう・すみだ北海道十勝ウィーク」の行事の一環で、十勝の食材を使った料理教室「2WAYクッキング」が3日、帯広市と東京都台東、墨田両区を結んだオンラインで開かれた。参加者はジャガイモ、チーズ、ニンジンなどの調理を通じて交流した。
十勝管内18町村と東京都台東、墨田両区は連携事業「大地のタカラ×江戸のチカラ 関係人口創出プロジェクト」を実施。9月30日から10月12日までの期間中は「食べる、買う、感じる、楽しむ」の催しが企画されている。「2WAYクッキング」は、東京でも気軽にできる料理の紹介を通じて、十勝の食材を楽しむ試み。
双方がオンラインで結ばれる中、講師を務めるJA十勝地区女性協議会(平かよ子会長)の4人は、とかちプラザで調理。台東区・たいとう栄養士会(5人)と、墨田区・食育goodネット(6人)のメンバーと一緒に、「じゃがいもピザ」と「カマンベールチーズコロッケ」を作った。
東京側からは「男爵がホクホクしている」などの感想が寄せられたほか、チーズ1片を包み込んだコロッケの重厚さに驚いた様子。平会長らが「農業は肉体労働。スタミナが必要」と解説すると、「なるほど!」と納得した様子だった。
教室の様子は映像化され、同プロジェクトのホームページで公開される。(松岡秀宜)