女子5000メートルに出場した、堀川桃香選手を応援する家族(前2列目右から拓生さん、母・智子さん、祖父要一さん)。3列目右は酒森正人大樹町長ら(10日、午後9時過ぎ、大樹町生涯学習センターコスモスホールで。金野和彦撮影)

母智子さん「娘を誇りに思う」 大樹町で堀川選手の観戦会

【大樹】北京五輪スピードスケート競技の女子5000メートルが行われた10日、同競技に出場した堀川桃香選手(白樺学園高3年)の地元大樹町で観戦会(パブリックビューイング)が催され、約60人が堀川選手の晴れ舞台を見守った。

 応援協賛会(齊藤徹会長)の主催。感染症の拡大防止を念頭に町民に絞り、声を出しての応援は自粛した。会場には家族、酒森正人町長、安田清之議長の他、堀川選手の中学時代の指導者だった川原正行さんも駆けつけた。

 堀川選手は1組に登場。自己ベストを更新する7分6秒92でゴールすると、「すごい」「よくやった」などの声が上がった。

 父拓生さん(48)は「自己ベストは練習の成果。努力したかいがあった」と笑顔。北京にいる娘とラインで連絡を取り合っているという母智子さん(48)は「ラップが落ちないように―と願っていた。娘を誇りに思う」と語った。

 祖父の要一さん(72)は「必ずやってくれると信じていた。大舞台での記録更新は何よりうれしい。帰ってきたら素直におめでとうと言いたい」と感無量の表情を浮かべた。

 酒森町長は「感動した。4年、8年後へさらに飛躍するよう応援したい」と強調。川原さんは「後半の滑りは粘り強かった。長距離界では間違いなく日本のトップに成長した」と、今後の活躍を期待した。(能勢雄太郎)

能勢 雄太郎

十勝毎日新聞社 広尾支局

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