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カルビーがジャガイモ収穫式

ジャガイモをを持つ(左から)白幡課長、田崎社長、中世支店長

 【芽室】カルビー(東京、伊藤秀二社長)とカルビーポテト(帯広、田崎一也社長)は10日、芽室町内で「北海道じゃがいも収穫式」を初めて開いた。ジャガイモ収穫のスタートに当たり、豊作を願った。

 生産者やカルビーグループの取り組みをPRしようと、一大生産地である十勝で初めて開催した。当初は契約農家で収穫作業を公開する予定だったが、雨のため、町内のめむろーどでセレモニーのみを行った。

 カルビーポテトの田崎社長は、カルビーが使うジャガイモの80%が道内で生産されており、そのうち60%は十勝が占めることや、「フィールドマン」と呼ばれる社員が生産者と連携して品質管理などに取り組んでいることを説明。「今後も自然環境の変化に対応し、生産者とともに事業を進めていく」とあいさつした。

 JA芽室町農産部青果課の白幡朋嗣課長は今年の生育状況について、天候不順の影響で「例年よりやや少ないことが予想される」と述べた。カルビーの中世良明北海道支店長は「生産者の思いを道民に届けるべく取り組んでいる。9月から毎週新商品が出てくるので、楽しみにしてほしい」と語った。

 ポテトビジネス説明会も開き、生産の省力化や品種開発の取り組みなどを紹介した。(津田恭平)

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