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更別Aコープ跡に「ホームコンビニ」 ニコット新形態で食料品も販売

食品を取り扱うホーマックニコットが入る旧Aコープさらべつ店舗

 【更別】3月に閉店した更別村内のスーパー「Aコープさらべつ店」(更別南2線)の後継テナントとして、ホーマックニコット(札幌)が十勝では初の業務形態となる「ホームコンビニ」を出店する。日用品に加えて、生鮮品も扱う。17日に改修工事に着工し、8月上旬にオープンする予定。

 15日午前、JAさらべつが明らかにした。Aコープ閉店を受け、ニコット側から打診があった。両者間で協議が進められ、14日に仮契約を結んだ。日用品を取り扱うニコットは十勝管内では9店舗あるが、食料品も取り扱うホームコンビニは初。道内では65店舗中、33店舗がこのホームコンビニタイプで営業している。

 新店舗は、生鮮食品を含む食料品を中心に、日用品や農作業用の商品を取り扱う。同社は「地域の皆さまから便利とされる店作りをしたい」と話している。

 店舗改装に掛かる費用は公表していないが、村に一部助成を要請する予定。

 若園則明組合長は「スーパーは、住民の生活を維持するだけでなくコミュニケーションの場でもある。住民の負託に応えるべく、準備を進めたい」と話している。

 同店は1985年にオープン。当初はJAさらべつが経営していたが、2001年に大樹協同商事(大樹町)に事業を継承した。近年のコンビニエンスストアの進出や村外スーパーへの顧客流出など商環境の変化で経営が悪化。3月末での事業撤退を決めた。

 閉店後、同村市街地で生鮮食品を扱うスーパーは「山田商店」1軒のみとなっていた。
(藤島諒司)

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