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北海道女流アマ囲碁都市対抗戦で「しらかばの会」4連覇

賞状などを手に4連覇を喜ぶ(左から)佐々木さん、阿部さん、松村さん。右は松村和一監督

 第34回北海道女流アマ囲碁都市対抗戦(5月27、28日・旭川市=日本棋院旭川支部など主催)で、帯広代表として出場した「しらかばの会」が4連覇を果たした。メンバーは松村幹子さん(66)=清水町=と阿部美咲子さん(71)=池田町=、佐々木順子さん(67)=帯広市=の3人で、「チームワークの勝利」と喜んでいる。

 女性棋士による年1回の全道大会で3人一組の団体戦。帯広や札幌、北見、旭川、室蘭から計8チームが出場し、4チームずつによる総当たりの予選リーグと、決勝トーナメントで頂点を競った。

 しらかばの会(我妻郁子会長、会員10人)は、日本棋院帯広支部の女性部で構成。高齢化や囲碁離れなどを背景に1999年ごろをピークに会員減が続く中、今なお意欲が高い3人が名乗りを上げて参戦した。

 2勝1敗の2位で予選リーグを突破し、準決勝はスワン会(室蘭)に3-0で快勝。

 決勝では、予選リーグで唯一黒星を付けられていたすずらん会A(札幌)に2-1で競り勝ち、雪辱を果たした。

 松村さんは25年ほど前に帯広支部に入った。全国女流大会団体戦にも出場経験があり、6級から実力を付け二段まで上がった。「初戦で負けたことが良い薬になり、足元を慎重に打つようになった」と今大会を振り返り、「帯広支部がもう一度盛り上がるきっかけになれば」と話す。

 阿部さんは4年連続で大会に出場。昨年まで5人一組だった編成は今年から3人一組での出場にルールが変わり、「一人ひとりにかかるプレッシャーも大きかった」。「毎月例会に出ていて仲が良く、チームワークが良かった」と勝因を挙げ、喜んだ。

 佐々木さんはこの大会に過去10回ほど出場経験があり、今回は3年連続で対局に臨んだ。2勝1敗で通過した予選を「力の差はあまりなく、厳しい局面もあった」。決勝では「一度負けていただけにリベンジの気持ちで向かって行けた」とし、優勝を今後の励みにしている。(小寺泰介、松田亜弓)

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