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帯広大正郵便局で野菜の無人販売始まる

野菜の無人販売が始まった大正郵便局。初日は生産者らが集まった。後列左から菊池局長、生産者代表の北口さんら(8日午前9時すぎ)

 帯広市内の大正郵便局(大正本町西1ノ2、菊池淳局長)ATMコーナー横のスペースで8日、野菜などを無人販売する「ふれ愛 幸福マーケット」が始まった。地場産品PRと空きスペースの有効活用などを兼ねた地域貢献の一環。管内郵便局では初めての取り組みで、初日から新鮮野菜を求める近隣住民でにぎわった。

 大正地区では、農家による朝市が水曜日の朝に行われている。今回の無人販売は菊池局長(46)の呼び掛けで実現。農家17人が参加し、交代で野菜を届ける。

 初日は白菜やキュウリ、大根など取れたての新鮮野菜がワゴンに積まれて並んだ。午前9時の開店と同時に住民が立ち寄り、ワゴンに手を伸ばした。同地区では2009年に唯一のスーパーが閉店、無人販売には期待の声が多く、近くに住む高谷厚子さんは「便利でありがたい」と、白菜やニンジンなどをエコバッグに詰め込んでいた。

 農家代表の北口孝志さん(70)は「地元の皆さんに大正の野菜を楽しんでもらえるのがうれしいし、励みになる。今後はトマトやナス、メロンなども並ぶので気軽に立ち寄って」。菊池局長は「郵便局に行けば『新鮮な野菜がある』と楽しみにしてもらいたい。少しでも地域のお手伝いができれば」と話している。

 無人販売は月・金曜の午前9時~午後5時。支払いはワゴン付属の入金箱に入金する。問い合わせは生産者代表の北口さん(090・3113・9049)へ。(藤島諒司)

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