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十勝バス「南商あかしや線」ルートを変更 地域住民の声受け

十勝バスの社員がバスのルートなどについて地域住民に説明した

 十勝バス(帯広、野村文吾社長)は21日のダイヤ改正に合わせ、帯広市西地区から幕別を結ぶ「南商あかしや線」の経路を住宅街に一部う回するルートに変更する。かつて他社が撤退したルートで、沿線に高齢世帯も多いことから、住民が約4年にわたり路線設定を要望していた。

 「南商あかしや線」は1日10往復(平日)、西地区と帯広第一病院や帯広厚生病院、イオン帯広店を結び、通院や買い物目的の利用者が多い。新ルートでは帯広環状線(アルバータ通)から西側にう回し、住宅街の通りを南下。住宅街を抜けて再び従来のルートに戻り、幕別方面へ向かう。運行本数は変わらないが、新たにバス停を2カ所設けた。

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 今回新ルートとして走行をするのは、他社が2010年に撤退した地域。バスを利用する住民には80~90代の高齢者も多いが、撤退後は十勝バスの「南商あかしや線」、「南商線」が走る帯広環状線沿いのバス停まで歩いて向かっていた。こうした状況を受けて地域の町内会がアンケートを行って十勝バスに要望書を提出するなど、約4年前から路線の設定を要請。同社も地域のニーズを把握した上で沿線自治体との協議などもまとまったことから、ルートの変更を決めた。「南商線」はう回せず、これまで通り帯広環状線を走行する。

 18日には新ルートの近くに住む住民向けに乗車説明会が開かれ、約35人が参加。実際のルートをバスで走行し、バス停の位置などを確認した。参加した斉藤清さん(87)と妻京子さん(84)は「これまで雪の日などはバス停まで20分以上かけて通っていた。車の運転もやめているので助かる」と話した。(中島佑斗)

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