十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

真剣勝負で有終の美 最後のパッチ選手権 陸別

名人位を目指し、盤上の熱戦を繰り広げる参加者(松本佳久撮影)

 【陸別】今回で最後となる「第30回日産カップオールジャパンパッチ選手権大会in陸別」(実行委主催、日産自動車、陸別パッチクラブ、十勝毎日新聞社共催)が15日、町タウンホールで開かれた。陸別をはじめ、帯広や北見などから100人のつわものが集まり、熱気の真剣勝負で有終の美を飾った。

 1989年に始まったパッチ(メンコ)の名人を決める大会。実行委メンバーの高齢化が進んだことから、30回を機に区切りを付けることにした。

 競技は大、中、小20枚のパッチを制限時間内で取り合う。盤上から落とす「オトシ」と裏返す「カエシ」が勝ち技。予選、本選に続き、勝ち上がりの選手と前大会上位者による「名人位」決定戦が行われた。

 “ガキ大将”さながらの鉢巻き姿の選手たちが「バシッ」という音とともに火花を散らす戦い。2位となる師範位の座をつかんだ片寄幸二さん(62)=音更町=は「長年出ているが、ベスト4入りは初めて。うまく流れに乗った。いつか大会が復活することを期待します」と話した。

 司会を務めた実行委事務局長の浜田始さんは「精魂込めて30回やってきたという自負がある。寂しい思いと達成感も」と声を詰まらせた。(木村仁根)


◆関連記事
30年の歴史に幕 陸別パッチ選手権写真特集-十勝毎日新聞電子版(2018/04/16)

関連写真

  • 名人位を目指し、盤上で熱戦を繰り広げる参加者(松本佳久撮影)

    名人位を目指し、盤上で熱戦を繰り広げる参加者(松本佳久撮影)

更新情報

10年ぶりレストラン改修、23日オープン 音更の観月苑

紙面イメージ

紙面イメージ

4.24(水)の紙面

ダウンロード一括(95MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年4月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME