十勝の農家応援サイト開設へ、受注販売も 帯畜大生がグループ結成
「十勝の農業者と消費者とつなげたい」と準備中のＨＰを示しＰＲする岡さん
帯広畜産大３年の岡あゆみさん（２１）ら学生４人が結成したグループ「ｍｅ＋ｙｏｕ（みーとゆー）」が、４月にも十勝の農業者を応援するホームページ（ＨＰ）を開設する。農業者や地域の紹介に加え、掲載した農業者の取れたて農産物のネット通販も手掛ける計画。岡さんは「十勝の農業者と消費者をつなげ、大学生の目線で十勝を盛り上げたい」と張り切っている。
岡さんと吉田正恵さん、河上けいとさん（いずれも農業経済学ユニット３年）、吉富琴音さん（食品製造学ユニット２年）の４人で、いずれも札幌や東京、福岡など管外出身。岡さんは昨年から帯畜大の学生主体の地域活性化事業「ちくだいらんぷ」や帯信金の女性創業セミナーなどに参加し、情報収集や事業ノウハウを学んできた。
ＨＰは岡さんらの自主制作。農業ボランティアバイトを通じ知り合うなどした幕別や帯広など１２市町村の１８農業者を取材し、農家ごとに所在地や栽培作物などの基礎情報、ＧＡＰ（農業生産工程管理）やホームステイの受け入れなど農業者ごとの取り組みをインタビュー形式で紹介する。
さらに今年の収穫時をめどに、掲載農家のうち５件前後に協力を依頼し、イモやトウモロコシなどをネットで予約受注販売することも予定している。
自身らが卒業しても学生有志の活動として長く続くようにシステム化する考え。岡さんは「十勝には安心でおいしい農産物が数多くあり、６次産業化の動きも活発だが、ＨＰを持ち、ネット販売などに取り組む農業者はまだ一部。農業者に代わり、栽培のこだわりや農産物自体を消費者に広く発信したい」と話している。
ＨＰアドレスはｈｔｔｐ：／／ｔｅｃｈ．ｏｂｉｈｉｒｏ．ａｃ．ｊｐ／ｍｅ１０１０ｙｏｕ／（４月中旬以降に開設）。問い合わせはメール（ｍｅ１０１０ｙｏｕ＠ｏｕｔｌｏｏｋ．ｊｐ）で。（佐藤いづみ）
