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地元業者が塗装 ISTロケット製作進む 大樹

ロケットの外装と先端部分を囲むISTの社員ら。左から2人目が高橋社長、同3人目が稲川社長(13日午前11時20分ごろ、金野和彦撮影)

 【大樹】インターステラテクノロジズ(本社大樹、IST、稲川貴大社長)で、今春打ち上げを予定する観測ロケットMOMO2号機の製造が進んでいる。外装の塗装を町内のサトウ塗装店(高橋秀昌社長)に依頼し、13日午前に完成品が納入された。

 同社は昨年7月に高度100キロの宇宙空間を目指して、MOMO1号機を打ち上げた。空気抵抗が最大となる高度20キロ手前で、横回転(ロール)などにより機体が破損したことを受け、改良した2号機の開発・製造を進めている。

 最大の改良点だった姿勢制御装置は2月までにほぼ実験と開発を終え、町芽武の本社工場や浜大樹の実験場で、機体や発射台の製造を本格化させている。

 1号機では外装にシートを貼り付けていたが、2号機では塗装を採用。先端部分は赤く塗られ、周囲には2号機スポンサーの投資運用会社レオス・キャピタルワークス(東京)のロケット形キャラクター「ひふみろ」の顔が描かれた。

 サトウ塗装店では1週間ほどかけて塗装作業を終えた。高橋社長は「できるだけ軽くなるよう塗り重ねる回数を少なくし、表面が滑らかになるよう仕上げた。ロケットの塗装は初めてで、緊張した」と話す。

 稲川社長は「素晴らしい出来。うまく飛びそうな気がする」と話し、社員とともに打ち上げ成功へ決意を新たにした。(眞尾敦)

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