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ジュークボックス健在 新得・食事処暖笑

昭和のレトロ感満載のジュークボックスと店主の熊谷さん

 【新得】製造から50年以上になるジュークボックスがJR新得駅前の食事処「暖笑」(町本通北1)で、今でも活躍している。「針を置いたときのブツッという音、モワッとした音色が好き。懐かしい」と、レコード最盛期に青春時代を過ごした来店者から人気を集めている。

 店主の熊谷衛さん(72)と路子さん(66)が2人で切り盛り。豚丼や鍋焼きそばなどが評判を呼ぶ大衆食堂だ。ジュークボックスは1968年ごろにドイツで製作、松下電器貿易(当時)が輸入して国内販売した。70年代にかけて飲食店やボウリング場などの娯楽施設に設置されていた。2003年ごろ、廃業した町屈足のスナックに眠っていたものを無償で譲り受けた。

 美空ひばりの他には五木ひろし、ぴんから兄弟など当時ヒットした懐かしいレコード50枚を収納し、約100曲が聴ける。来店した30代女性は、森進一の「襟裳岬」を聴き「ジュークボックスは初めて見た。アナログ感がいい」と話していた。

 店内には熊谷さんが若い時から収集した鉄瓶や足踏み式ミシン、8ミリ映写機などの骨董品が置かれ、ジュークボックスとともに昭和レトロの雰囲気が漂っている。熊谷さんは「大切に使いたい」と話している。

 営業は午前11時から午後8時まで。不定休。問い合わせは同店(0156・64・4241)へ。
(佐々木健通信員)

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