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振興局がモニターツアー 体験型観光をPR 2泊3日で富裕層を

雪上で乗馬を楽しむ参加者ら

 十勝総合振興局は、22~24日の日程で道内外の観光関係者ら3人を招いたモニターツアーを管内で行った。富裕層の誘客促進と長期滞在型観光を目指す3カ年の計画で、ツアーの商品化の可能性を探っていく。

 同振興局商工労働観光課の主導で、食と観光分野を生かして2年前の台風災害からの復興加速化を目指す「十勝ファムトリップ事業」の一環。経済効果を見込み、十勝で、通過型観光から連泊してもらう観光形態への転換を図るため、富裕層に的を絞った。

 事業はJTB北海道帯広支店に受託し、食に限らず十勝ならではの体験プログラムを組み合わせた2泊3日の旅行行程を組んだ。

 一行は初日に帯広競馬場で事業名を冠した協賛レースを観戦。続いて音更町のガーデンスパ十勝川温泉で、ラクレットタイプのチーズ「モールウオッシュ」を温泉水で磨く作業を体験した。2日目は鹿追町然別湖のコタンで氷のグラス作りや、町内の広大な雪原で犬ぞりを体験。ジャガイモなど十勝産野菜をふんだんに使った昼食も楽しんだ。

 最終日は早朝から豊頃町大津海岸で「ジュエリーアイス」を観賞。帯広、池田、中札内の観光名所に分かれてそれぞれが楽しんだ後、市富士町の持田裕之さんが運営する「HMH(ヒロユキ・モチダ・ホースマンシップ)」で乗馬体験や馬たちのショーを見学した。

 参加した稚内観光協会の柳原由実子プロジェクトマネージャーは「十勝にしかない魅力を体感した」。柳原マネージャーの勧めで参加した工藤崇子さん=シンガポール在住=は「氷のグラス作りや犬ぞりなどは人生で初めての体験。また訪れたい」と話していた。

 同振興局は参加者へのアンケートなどを基に課題を絞り出し、次年度以降につなげる見通し。(小縣大輝)

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  • 馬と触れ合う参加者ら。左は持田さん

    馬と触れ合う参加者ら。左は持田さん

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