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地ビール「麦感酒」を増産 音更・麦感祭実行委

完成した「麦感酒」と実行委のメンバー。中央は中橋実行委員長、左は満寿屋商店社長の杉山雅則さん

 【音更】手作りの収穫感謝祭「麦感祭(ばっかんさい)」(実行委員会主催、毎年8月下旬開催)をPRする「麦感酒(ばっかんしゅ)」が完成した。イベントの認知度向上を背景に、今季は前年の倍以上となる3100本(瓶入り、1本330ミリリットル)を製造した。

 麦感酒は原材料に音更産小麦「きたほなみ」を使った地ビール。風味は南ドイツ伝統の「バイツェン」スタイルで、フルーティーな味わいが特徴。アルコール度数は5%。祭りが始まった2011年から、旭川市の地ビール会社「大雪地ビール」に製造を委託している。

 今季は昨年10月に第1回の仕込みで1300本を生産し、同12月の第2回で1800本を追加製造した。大雪地ビールの製造担当者によると、昨年は原料となる小麦の作柄が良かったことから、「香りも味も過去最高レベル」という。

 引き続き、町のふるさと納税の返礼品として、よつ葉乳業のチーズとのセット(6本入り)でも提供、引き合いも多く知名度も上がっている。

 小麦生産量日本一の音更をPRする麦感祭は昨年、内閣官房と農林水産省が優れた農山漁村の取り組みを顕彰する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の北海道地区にも選定され、全国的な評価も向上。中橋晴樹実行委員長(39)は「7年間、続けてきた取り組みが認められうれしい。祭りも麦感酒もこれからも継続し、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛されるイベントにしたい」と話している。

 麦感酒は町物産協会が販売。店頭小売価格は540円。取扱場所は道の駅おとふけ、ハピオ、ひなたのマルシェ(ガーデンスパ十勝川温泉内)、にたいら酒店(帯広)。(鈴木裕之)

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