「感動のお裾分けを」 帯広市の浅井さん２作目の写真集
「あくまで一例として見てもらえれば」と話す浅井さん
帯広市在住の浅井美紀さんの２作目の写真集「しずく作品集＆撮影テクニック浅井美紀の美しく小さな世界」（玄光社）が１１月２８日に出版された。幻想的な作品とその撮影方法が紹介されており、浅井さんは「感動を少しでもお裾分けできたら」と話している。
浅井さんは自動車部品の販売会社に勤めながらマクロレンズで水滴などを撮る技術を独学で習得。作品は大きな反響を呼び、２０１５年に初の写真集「幸せのしずくＷｏｒｌｄ ｏｆ Ｗａｔｅｒ Ｄｒｏｐｓ」（扶桑社）を出版。「風景と違い、自分の好みやイメージ通りに撮ることができる」と魅力を語る。
作品作りを写真と文章でカメラの基本からセッティングのポイントまで詳細に説明。連続したしずくの作り方や背景を波立つ水面にする方法など、高難度の撮影方法も記載されている。
長年の技術を他人に披露することに、「全部出すことで、自分自身が新しいものを探さないといけなくなるきっかけになる」とさらなる向上心を見せる。「しずく写真は興味さえあれば誰でも撮れる。大切なのは個性を出すこと。飽くまで一例として見てもらえれば」と話している。
市内の書店などで取り扱っている。Ａ４変型判、１４４ページ。１９４４円。（片山新平）
