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十勝農協連、「スマート農業」の展示会

最新技術を使ったトラクターの説明を受ける来場者(7日午前10時40分ごろ、塩原真撮影)

自動トラクター体感
 ロボットやIT(情報技術)を活用して農作業の効率化を目指す「スマート農業」の展示会が7日、帯広市内の北愛国交流広場で始まった。十勝農協連(山本勝博会長)が主催し、今年3月に続き、2回目となる。農機各社の自動操縦型トラクターに試乗できるほか、自動搾乳ロボットなど酪農に関する製品展示を充実させた。8日まで。

 展示会は「スマート農業フェアin十勝」。トラクター関連の7社に加えて、農作業を省力化するシステムを開発する企業・団体など合計30社近くが出展する。十勝農協連の高橋英三専務理事は「スマート農業は、農家の高齢化や労働力不足を補う手段になり得る」と普及に期待を示した。

 会場には多くの農家や農協関係者が来場し、最新の機械やシステムを熱心に見て回った。自動操縦トラクターを試乗した帯広市の小長谷由之さん(42)は「手動のトラクターと遜色ないスムーズな動きだった」と話していた。

 また、帯広農業高校の生徒約80人も授業の一環で来場。農薬散布に使うドローンや自動搾乳ロボットを見て回った。引率した柴田政二さん(56)は「今後の農業の担い手となる生徒が最新の技術に触れる意義は大きい」と狙いを語った。

 管内では今年、主要作物が軒並み豊作となる見通し。スマート農業は導入コストが総じてかさむが、農家が設備投資にどこまで前向きになるか注目される。

 展示会は8日も午前9時半から午後4時まで開く。入場無料。問い合わせは十勝農協連農産課(0155・24・2134)へ。(伊藤正倫)

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  • 最新技術を使ったトラクターの説明を受ける来場者(7日、午前10時40分ごろ、塩原真撮影)

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