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帯畜大で野生生物との共生考えるシンポジウム

それぞれの活動について話し合ったパネルディスカッション

 野生生物との付き合い方を考える公開シンポジウム「野生生物と社会」学会大会が4日、帯広畜産大学で開かれた。関係者や市民ら約150人が参加。生物の保全と管理などの視点から共存の在り方を見つめ直した。

 実行委員会主催、帯広畜産大学共催。「十勝の自然と人の暮らし 自然への影響と共存に向けて」をテーマに、紺野康夫元同大教授、アークコーポレーションの和田哲也さん、エゾリスの生態を研究する内田健太さん(北大環境科学院博士課程)が講演した。

 紺野さん、和田さんを交えた6人によるパネルディスカッションでは、それぞれが活動内容を話し、澤田誠吾さん(島根県中山間地域研究センター)が地域密着の獣害対策の必要性を話した。同県では鳥獣専門指導員を設けており、澤田さんは「今は集落での対策が必要。現場連携が大切で指導員がそれを後押ししている」とした。

 また、奄美大島で生物保護に取り組む水田拓さん(環境省奄美自然保護官事務所)は、希少生物との共生に向けて「研究者、行政、市民の協働が必要」と話した。(松田亜弓)

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