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十勝川温泉宿泊客を池田観光へ タクシーモニターツアー開始

音更、池田両町の広域観光のブランド化を目指して始まったタクシーで巡るモニターツアーのパンフレットとワインタクシー

 【音更・池田】両町や観光団体などでつくる「音更町・池田町広域連携観光推進協議会」(会長・傳法伸也音更町経済部長)は、音更町の十勝川温泉宿泊客を対象に、池田町のワインや食をタクシーで巡るモニターツアーを始めた。貸し切りタクシーを格安のモニター料金にして、ワイン城訪問や池田町内飲食店で食事をする観光プラン。十勝川温泉-池田間の交通需要を探り、同温泉に連泊して楽しめる観光素材の提供を目指す。

 北海道観光振興機構の広域観光推進事業(125万円)を活用する。総事業費225万円。十勝川温泉と池田町中心部は車で約30分の距離。音更町は十勝川温泉に近い、ワイン観光などを促し、同温泉での連泊を促す。池田町は同温泉の宿泊客を町内に取り込む狙い。

 「いけだワイン&フード観光タクシーで巡るモニターツアー」として、小型タクシー貸し切り3時間コースが1台4000円、6時間コースが8000円。通常は3時間で1万6380円、6時間で3万2760円かかる。観光アンケートに答えるとモニター料金となる。さらに、ガーデンスパ十勝川温泉で使える1000円分の買い物券がプレゼントされる。

 同ツアーは来年2月までで先着50組。利用の前日までにワインタクシー(池田町、015・572・2155)に申し込む。同ツアーのパンフレットを9月29日に十勝川温泉の宿泊施設に配り始めた。同協議会事務局(音更町経済部商工観光課)は「音更、池田両町の観光施設や食の魅力を連泊の観光客に体験してもらうことで、滞在型観光の掘り起こしにつなげたい」とする。

 同事業の一環で、十勝川温泉第一ホテルのレストランへの十勝ワイン持ち込みに対して、通常1本2000円かかるが、モニター料金として半額の1000円になる「十勝ワインBYO事業」を先着100本限定で行う。対象はワイン城で購入した十勝ワインで同レストランメニューにない銘柄。

 同協議会は十勝川温泉にブドウの木を植えるなど両町の連携を深めている。7、8の両日は、ワイン城などで国内外の個人観光客向けにアンケートをして広域観光ルートのブランド化を探る。(関坂典生、鈴木裕之)

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