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道内高初のGGAP認証 国内2例目 士幌高校

GGAPの認証を受けた同校の畑で認定証を持つ有機農業専攻班の(左から)中野班長、川端隆人さん

 【士幌】士幌高校(近江勉校長、生徒148人)は同校で栽培するニンニクで、国際的な農業生産工程管理の「グローバルGAP」(GGAP)の認証を受けた。高校では青森県五所川原農林高校に次いで国内2例目、道内では初となる。認証は8月30日付け。

 町の打診を受け、同校アグリビジネス科の生徒が北海道農業起業化研究所(HAL財団)の職員を招き、4月にGGAPの講習会を開いたことが認証取得のきっかけになった。

 講習会では認証取得への現状の課題などが示され、7月の審査に向けて機農業専攻班(中野直哉班長、11人)を中心に、指摘を受けた点を改善してきた。審査では、認証機関の審査員が同校を訪れ、約200項目のチェックリストに沿って1日がかりで農場や関係書類をチェックし、1カ月後に認証を受けた。

 中野班長は「道内初で認証を受けることができてうれしい。東京五輪に向け士幌高校の野菜をPRしていきたい」、大和田愛教諭は「今後もGGAPの認証を受ける品目も増やしていき、来年度は生徒主体で取り組んでいきたい」と話している。

 20日にはニンジンでの審査も受け、2カ月ほどで認証される見通し。(川野遼介)

<GGAP>
 農作物の栽培工程や農場全体の管理状況を全てマニュアル化し、農産物のリスクを回避する手法の一つ。士幌高校では、2020年の東京五輪・パラリンピックで同校産の食材を提供することを目標としている。

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