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溝が深くてびっくり 啓西小児童が馬耕見学

啓西小の児童らの前で実演される馬耕(19日、新井拓海撮影)

 馬を用いて田畑を耕す農法「馬耕」が19日、帯広競馬場内の農園で行われた。帯広啓西小学校(小林寛佳校長)の3年生68人が見学し、力強く農具を引く姿に歓声を上げた。

 同小3年生は「NPOとかち馬文化を支える会」の協力の下、校区内にある帯広競馬場を拠点に馬文化を学んでいる。

 馬耕は開拓期から1960年代にかけて盛んだった。かつての技術者も高齢化する中、「NPOとかち馬文化を支える会」が次世代に受け継いでいこうと、2015年に同小児童を対象に初めて実施。昨夏は台風の影響で中止となり、2年ぶりに行われた。

 この日は児童が育てたジャガイモなどを収穫した後の畑で、幕別町の蛭川徹さん、千鶴子さん夫妻が所有する「桃姫」(7歳)が畑を耕した。

 桃姫に付けた「プラウ」と呼ばれるすきを徹さんが支え、まっすぐに耕せるようリード。力強く、あっという間に掘り起こされていく様子を間近で児童が見守った。

 児童の小椋聖月(みづき)さんは「蛭川さんと桃姫の息が合っていて、友達みたいだった。掘り起こされた溝が深くて驚いた」と話していた。(松田亜弓)

関連写真

  • 実演された馬耕の様子を見学する啓西小の児童ら(19日、新井拓海撮影)

    実演された馬耕の様子を見学する啓西小の児童ら(19日、新井拓海撮影)

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