ユリ根の収穫、出荷本格化 幕別町忠類
【幕別】町忠類地域の特産ユリ根の収穫と出荷が本格化している。大きく育った白さの際立つユリ根を、農家が丁寧に箱詰めして送り出している。
町忠類新生の野村進さん(66)の畑では、8月下旬から収穫を始め、11月上旬まで作業が続く。12日もユリ根を家族や従業員ら4人で、根を切ってきれいに洗い、大きさごとに選別して箱詰めした。
関西などで和食の高級食材として使われるユリ根。昨年は台風の影響で小玉傾向だったが、野村さんは「今年の出来はまずまず。連作せずに、しっかり間を空けているので、品質で評価をいただいている」と、自信を持って出荷する。
野村さんが組合長を務める忠類百合根耕作組合では13戸で約7ヘクタールを栽培し、全国でも有数の出荷量を誇る。収穫したユリ根はJA忠類の直売所「菜の館ベジタ」(町忠類白銀町)でも販売している。(眞尾敦)