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新商品テスト受け入れ 定番化に道も とかちむら

とかちむら産直市場にコーナーを設け、陳列商品を手にPRする千葉店長

 帯広競馬場内の観光交流施設「とかちむら」(帯広市西13南8)内の産直市場で、「チャレンジステージ」と銘打った新たな試みが始まった。十勝の事業者や生産者による新商品のテスト販売を通じて定番に昇格させる仕組みで、全商品の“メード・イン・十勝化”につなげる狙いもある。

 チャレンジステージは、年4回、3カ月置きに店頭での陳列販売、最大1週間の対面試食・試飲販売を繰り返す、これまでにない販売形式。とかちむら側としても、出品のハードルを下げることで作り手の生産意欲の向上や市場への足掛かりとなり、来店客にとっては常に新しい商品に巡り合える絶好の機会になると考えた。

 今年度第1期は7月に始まり、手を挙げた芽室の農場や清水の牧場など5事業所が参加。ジビエ料理の缶詰やアイスクリーム、ベーコンなど常温から冷凍、冷蔵まで計24品目を出品している。レジ横に特設コーナーを置いたり、プライスカードに作り手のメッセージを盛り込んだりと通常商品との差別化も図っている。

 期間中の売れ行きや通常商品のラインナップとの兼ね合いも含めて定番化が決まる。出品者には客の声などをフィードバックするため、改良を加えて再チャレンジしてもらうことも検討している。産直市場の千葉愛実店長は「多種多様なニーズに応え、十勝のアンテナショップとしての役割を果たしたい」と話している。

 出品に関する詳細、問い合わせは産直市場(0155・66・6830)へ。(小縣大輝)

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