帯廣神社で茅の輪づくり
帯廣神社(大野清徳宮司)で27日、「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)式」(30日)の神事で使う茅の輪(ちのわ)作りが行われた。
大祓式は毎年1月から6月までに人の身に積もった罪や汚れを払い清め、無病息災などを願う神事。帯廣神社は2006年からこの神事に、茅の輪をくぐることで心身を清める「茅の輪くぐり」を取り入れ、今年で12年目を迎える。
制作は毎年、同神社にしめ縄などを奉納している池田農園(帯広)の池田正幸さん(67)が担当。この日は竹などで作られた芯に重さ約5キロのスゲを巻き付け、丁寧に縄で縛り付けていった。
池田さんは「茅の輪くぐりは訪れる人も年々増えている。参拝者が気持ちよくくぐれるよう、願いを込めて作っている」と話していた。
大祓式は30日午後3時から執り行われる。
(大木祐介)