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カップル誕生を後押し 帯信金が結婚相談所開設へ

「まずは気軽に相談に来てほしい」と相談所で笑顔で呼びかける山崎所長と竹田さん(左から)

 帯広信用金庫(高橋常夫理事長)は、新たに結婚相談事業に取り組むことを決め、15日に結婚相談所「おびしんキューピット」を帯広市内の本店隣の第2ビル(西2南7)内に開設する。登録は実質無料で、人口減や晩婚化が進む中、これまで培ってきた信用度を活かして地域貢献するのが目的。帯信金によると、道内では苫小牧、旭川両信金で同様の事業が行われているが、全国的には金融機関が運営するケースは少ないという。

 会員登録すると、プロフィルや相手の希望条件、写真などを元に、相談所内でお見合いをセッティングする。交際の有無を確認した上で3カ月間の交際期間を設定、その後、結婚を前提とした交際を継続するかを判断してもらうシステム。

 対象は十勝管内在住で、結婚の意思がある20~50歳の男女(原則)。会員有効期間は3年で延長もできる。入会時に預かり金として1万円が必要だが、退会時に返却されるため、実質的に費用は掛からない。

 相談所は、総務部歴20年以上の山崎真一所長(59)と、2人の子を育て上げたベテラン嘱託職員の竹田由美子さん(56)の2人体制で運営する。専用スペースに加え、見合い室として3階応接室も確保している。

 15日から受け付けを開始し、一定の登録数を確保した上でお見合い事業を始める。年内には200人の登録を目指す。信金の営業網を活用し事業浸透を図るほか、今後は市町村や経済団体などとも連携を進める。

 帯信金によると、同様の事業は苫小牧信金が2013年から、旭川信金が昨秋から開始し、特に苫小牧では数十組の成婚実績もある。全国では、京葉銀行(千葉)が30年以上前から同様の事業を続けている。

 山崎所長は「全国の若者対象の調査でも『結婚したいが出会いがない』人が多いといった調査結果もある。じっくり話を聞いて1組でも多くのカップルを誕生させられるよう対応したい」と話している。

 完全予約制。専用電話は0155・67・7845。(佐藤いづみ)

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