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ビートの苗植え始まる

管内の畑で始まったビートの移植作業(27日午前11時15分ごろ、芽室町北伏古の杉山さん方で。金野和彦撮影)

 砂糖の原料になるビート(てんさい)の苗を植える作業が、国内有数の生産地、十勝管内で始まっている。昨年は台風などで収量が落ちたが、今年は春先から順調に育ち、農家が青々した苗を機械で畑に植えている。

 製糖工場が3カ所ある十勝は、ビートの生産量が全国の4割を占める。収穫後は製糖工場でグラニュー糖などに加工される。昨年は8月に相次いだ台風など天候不順で、収穫量は前年比24%減少した。

 6・5ヘクタールの畑でビートを育てる芽室町北伏古の農家杉山博隆さん(39)は、26日午後から苗の移植作業を始めた。ビニールハウスから苗の積み込み、トラクターの運転など家族4人が役割分担して作業している。

 天候不順で昨年は、杉山さん方も収量は平年並みだったもののビートの糖度は低かった。収穫期の降雪で畑がぬかるんだため、土が硬い深夜から朝にかけてトラクターのハンドルを握ったこともあったという。杉山さんは「ビートは天気が良ければ、それなりに育ってくれる。今年は期待したい」と話していた。

 今年の管内の作付指標面積は2万6343ヘクタール。移植作業は4月下旬に始まり、5月上旬まで行われる。
(安田義教)

関連写真

  • ビートの移植作業が始まった畑(27日午前10時ごろ、芽室町北伏東の林さん方の畑で。金野和彦撮影)

    ビートの移植作業が始まった畑(27日午前10時ごろ、芽室町北伏東の林さん方の畑で。金野和彦撮影)

  • ビートの移植作業が始まった畑(27日午前10時半ごろ、芽室町北伏東の林さん方の畑で。金野和彦撮影)

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  • ビートの移植作業が始まった畑(27日午前11時15ふんごろ、芽室町北伏東の林さん方の畑で。金野和彦撮影)

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