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野球五輪で松坂選手らとプレー、日本生命の野上さん帯広に

シドニー五輪のユニホームと赴任祝いのノックバッドを持ち、十勝での頑張りを決意する野上さん

 4月から日本生命道東支社帯広代理店営業支所代理店営業支所長に着任した野上修さん(43)=幕別町=は、シドニー五輪の野球日本代表として出場した経験を持つ。身長は165センチと小柄だが、守備の要として強豪・日本生命の野球チームで活躍し、引退後も各地でクラブチームなどの指導に携わってきた。十勝は初赴任で、「仕事はもちろん、経験を活かし、野球でも地域に還元したい」と話している。

 1974年茨城県友部町(現・笠間市)生まれ。野球は小学3年から始め、水戸商業高では主将で遊撃手として選抜大会にも出場。明治大学を経て、97年に日本生命に入社し、1年目からレギュラーとして都市対抗で優勝に貢献する活躍を見せ、プロに進んだ福留孝介さんらとプレーした。

 五輪に出場したのは社会人4年目。プロとアマの混合チームだったため、松坂大輔選手(現ソフトバンク)や田口壮さん(当時オリックス)といった有名プロ選手らと共に日の丸を背負った。「初戦で代走で日本の初得点のベースを踏んだ。独特の雰囲気だったが、いい経験ができた」と振り返る。

 その後も同部で選手、コーチを務め、2006年に部を引退し、社業に専念。代理店の開拓や支援担当として、大阪や東京などで勤務する傍ら、仕事の休みを利用し、元阪神の赤星憲広さんが立ち上げたクラブチームのコーチなど野球の指導は続けてきた。故郷の常陸大宮大使も務める。

 3月の人事で異動した帯広には、妻と2人の子を大阪に残し単身赴任。異動前、野球の指導をしていた知人にノックバッドをプレゼントされた。「ケガもなく、選手生活を送れた。1人でも多くの人に野球の魅力を伝えたい。十勝でも協力できることがあれば」と話している。(佐藤いづみ)

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