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足寄博物館館長・澤村氏 マレーシア紙大きく報道

ボルネオゾウの骨格組み立て標本と澤村館長が収まる写真を使い、功績を紹介したデイリー・エクスプレスの1面

マレーシア・ボルネオゾウ骨格 指導で初の標本
 【足寄】足寄動物化石博物館の澤村寛館長(68)が、マレーシアでボルネオゾウの骨格組み立て標本作りを指導したとして、9日付現地紙デイリー・エクスプレスの1面に写真入りで大きく報道された。

 澤村館長は国際協力機構(JICA)の依頼を受け、2016年6月から今月9日まで計3回(延べ27日間)、同国のサバ大学熱帯生物多様性保全研究所を訪問。当地の動物園で11年に死亡し埋設されていた固有種ボルネオゾウの骨格組み立て標本作りを指導、製作した。

 ボルネオゾウ初の骨格組み立てに、同紙は「バラバラになった骨をまとめ、ゾウが生きていた時の正確な大きさと姿勢を明らかにしたのは、日本の著名な古生物学者、澤村寛博士である」とその功績を紹介。8日に行われた組み立て標本の完成セレモニーと記念講演の様子も伝えた。

 9日夜に帰国した澤村館長は「新聞報道の大きさに驚いている。ボルネオゾウは背骨が中央で高く曲がっていることや、ほぼ地面に届くほどの長い尾が特徴で、私自身も勉強になった」と話している。(木村仁根)

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  • 足寄動物化石博物館の澤村館長、マレーシア紙のトップ記事に 2

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