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中札内村庁舎建て替え 国支援想定、20年度までに

中札内村が建て替える方針を固めた役場庁舎

 【中札内】田村光義村長は7日開会の村議会定例会で、築48年が経過した役場庁舎(大通南2)を建て替える方針を表明した。国の財政支援策を受けられる2020年度までに建て替えたい考え。

 現庁舎は1968年9月に完成した。鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積は1176平方メートル。1階に総務課と住民課、村長室があり、2階は村議会の議場、議員控え室、村議会事務局、会議室などがある。

 2008年に実施した耐震診断では、現行の耐震基準を満たしていないことが判明。14年には、将来的な耐震改修、建て替えを念頭に村庁舎整備基金を新設したが、今年度末見込みの残高は3億5022万円にとどまる。

 総務省は、昨年の熊本地震で災害対応拠点となる庁舎が被害を受け、使用できなくなった事例を踏まえ、新年度から耐震基準を満たさない庁舎の建て替えに対する支援策を創設する。この制度では、自治体が地方債による借り入れ金を返済する場合に、国が返済額の一部を地方交付税として自治体に手当てする。

 田村村長は「庁舎の建て替えは原則として財政支援がない中で、自主財源を用意しなければならない」とした上で、「今回の優遇促進策を活用して建て替えを検討したい」と述べた。

 村は「新庁舎建設庁内委員会」を設置し、新庁舎建設基本計画の素案をまとめた上で、住民からの意見を公募したい考え。(深津慶太)

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