初のＣＤリリース 広尾ジャズスクール １００枚完売
制作したＣＤを手に喜ぶメンバー
【広尾】町内が本拠地の小中高生ジャズバンド「広尾サンタランド・ジャズスクール」は１８日、同バンドのオリジナル曲「Ｎｅｘｔ Ｃｈａｉｎ Ｗａｙｓ」のＣＤをリリースした。札幌で行われたコンサートで販売するなどして制作した１００枚は完売した。
同スクール初の試み。録音などの作業を体験して、よりジャズを好きになってもらおうと企画した。同曲は昨年同スクール講師の小野健悟さん（４５）が作った。「未来へのつながり」をテーマに、町の中を駆け抜けるような弾むリズムとメロディーが特徴。
ＣＤは１００枚制作。曲と、メンバーの自己紹介が収められている。個別にマイクに向かって録音するなど、本格的なレコーディングを行った。
ジャケットは、保護者がデザインした。子どもたちの意見から「音符」や「イルミネーション」を取り込み、同曲の楽譜をモチーフとして使うなどして基本的なデザインを決定。「どんな出来事もプラスに受け止め、輝ける未来を射止めてほしい」と白と黒の２種類を作った。
完成したＣＤは関係者に配ったほか、同日に同スクールが出演した「ともだちコンサート」（札幌）の会場で、地元広尾の特産品販売の特典としても配布した。メンバー自らも店頭に立って販売し、「ＣＤ付き広尾特産品」は完売した。
メンバーの岡崎風香さん（１２）は「レコーディングは大変だったけど楽しかった。買ってくれて良かった」と安心した表情を見せた。同スクールは「現時点で追加販売は未定だが、関係者で検討したい」と話している。（石原秀樹通信員）
◆広尾サンタランド・ジャズスクールについて
・活動の紹介、メンバー募集など（演奏の動画あり）－広尾サンタランド・ジャズスクール公式ホームページ
