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「漢検」呼び水 参加増 大樹未来塾

漢検に向けて自習に励む子どもたち

 【大樹】放課後の小学生に学習や読書スペースを提供する「大樹子ども未来塾」で、漢字検定に向けた勉強が呼び水となり、同塾の参加児童が増えている。1回の利用が10人程度だった塾が、昨年12月に漢検勉強を導入すると40人規模に。検定合格という目標設定しやすいことが要因で、子どもたちの学習習慣定着の一助にもなっている。

 同塾は、小中学校の校長やPTA会長らでつくる「学校支援地域本部」の事業で、2015年9月から始まった。毎週木曜日に生涯学習センターの一室を放課後の小学生に開放。宿題や自習、読書に取り組んでもらう。子どもの居場所をつくるほか、学習習慣の定着の狙いもあり、学習支援員が子どもの勉強の疑問に答えることも行っている。

 事業開始当初は1回に20人ほどの利用があったものの、徐々に少なくなり、最近は10人程度まで減っていた。そこで、2月10日に行われる今年度3回目の漢検に向けて、昨年12月15日から対策のための勉強を実施。希望者に対し、受験する級のテキストを無料で配布した。

 この取り組みを始めてから登録者は一気に25人増えて76人となった。19日に利用した大樹小3年の遠藤晴豊(はゆた)君は8級の合格を目指しているといい「難しいが、友達と教えあえるのが良い」と話していた。

 町教委社会教育課は漢検合格という目標を立てやすく利用が増えているとみており、「思った以上の反響でうれしい。学習習慣の定着にもつながっていると思うので、新年度も漢検に合わせて行いたい」としている。

 未来塾への参加は無料で、参加には事前登録が必要。問い合わせは同課(01558・6・2133)へ。(伊藤亮太)

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