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氷上競技「バンディ」世界選手権日本代表に JA新得町の大谷さん

世界選手権での活躍を誓った大谷さんと浜田町長(右から)

「最高の結果残す」 23日から世界選手権
 【新得】アイスホッケーの起源ともされる氷上スポーツ「バンディ」の世界選手権(23~28日、スウェーデン)日本代表メンバーに、JA新得町(太田眞弘組合長)経営課経営係の大谷賢司さん(29)が選出された。バンディは日本での知名度こそ低いものの、北欧ではテレビ中継されるほど人気が高いスポーツ。大谷さんは「代表選手として活躍し、十勝での裾野が広がり認知度が高まれば」と意気込んでいる。

 日本バンディ連盟(大阪府)によると、バンディはアイスホッケーの約4倍、サッカーコートほどの広さのリンクでプレーする。アイスホッケーより5人多い11人でプレー。プラスティック製のボールをスティックで打ち、相手ゴールに入れて得点を競う。国際バンディ連盟には、欧州を中心に米国や中国などが加盟しているという。

 世界選手権は、国際連盟が年1回開催する世界一決定戦。大会は2部制で行われ、1部最下位のチームが翌年2部に降格。2部1位は1部に昇格する。2部に所属する日本は、モンゴルやハンガリー、ウクライナなどと対戦することになっている。

 大谷さんは清水小学校でアイスホッケーを始めた。清水高校時代はインターハイで準優勝するなど活躍。国体でも京都産業大学時代の京都府や就職先の愛媛県の選手としてプレーし、2015年11月にUターンして同JAに務めている。バンディでは、日本が世界選手権に初めて出場した6年前を含め、今季で5度目の代表選出。選考会を突破し、18人のメンバーに十勝から唯一選ばれた。

 16日に新得町役場を表敬訪問した大谷さんは「新得では町営リンクで練習ができ、体力づくりを含めて今まで以上に充実したトレーニングができる。最高の結果を残してきたい」と意気込んだ。

 浜田正利町長は「けがに注意して思う存分自分の実力を出してほしい。日本のために貢献して」と激励。太田組合長も「新得農協の一員が世界の中で活躍するのが楽しみ。新得のPRにも一役買ってくれれば」と期待していた。大谷さんは21日にスウェーデンに向けて町を出発する。(小寺泰介)

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