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古谷投手「沢村賞取りたい」 ソフトバンクが指名あいさつ

ソフトバンクの王会長と工藤監督のサインボールを手に、作山アマスカウト(右)、永山アマスカウトチーフ(左)と笑顔を見せる古谷投手(22日、新井拓海撮影)

 【幕別】プロ野球のドラフト会議(20日)で、江陵高3年の古谷優人投手(17)を2位指名した福岡ソフトバンクホークスの永山勝アマスカウトチーフらが22日、江陵高校(鈴木譲二校長)を訪れ、古谷投手に指名のあいさつをした。球団側から将来的にチームの看板を背負う選手になってほしいと伝えられ、古谷投手は「自分を指名してくれたことがうれしい。死ぬ気で頑張り、プレーで恩返ししたい」と決意を示した。

 永山チーフと古谷投手を担当した作山和英スカウトの2人が訪問。古谷投手と谷本献悟監督、若宮栄教頭が同席した。会談は30分間行われ、球団側からは貴重な左投手としてローテーションに入ることへの期待などが伝えられた。また、ドラフト会議当日に書かれたという王貞治球団会長と工藤公康監督のサインボールと公式の帽子がプレゼントされた。

 永山チーフは「ぜひ欲しい選手だった。2巡目に残るかどうかだったが、奇跡に近い。左投手はチャンスがある。体をしっかりと鍛え、ガッツを出してくれれば」と語った。古谷投手を2年生の秋から見てきた作山スカウトは「スピードとスライダーだけでなく、チェンジアップなど抜くボールの使い方がうまい。闘争心やアグレッシブな動きはプロ向き」と高く評価した。

 谷本監督は「本人も行きたかった球団。ありがたい話」と感謝。古谷投手は「実感が湧いた。来年のキャンプインに向けて走り込みや体幹、腕の振りを強化したい。将来は沢村賞を取れる選手に」と意欲を新たにしていた。

 仮契約などのスケジュールは古谷投手の両親を交えての協議となり、11月23日に福岡ドームで開かれるファンフェスティバルの席で背番号を含めて披露される。(大野篤志)

関連写真

  • 作山アマスカウトにソフトバンクの帽子をかぶせられ、緊張した面持ちの古谷優人(22日午後3時35分ごろ、新井拓海撮影)

    作山アマスカウトにソフトバンクの帽子をかぶせられ、緊張した面持ちの古谷優人(22日午後3時35分ごろ、新井拓海撮影)

  • 作山アマスカウトにソフトバンクの帽子をかぶせられ、緊張した面持ちの古谷優人(22日午後3時35分ごろ、新井拓海撮影)

    作山アマスカウトにソフトバンクの帽子をかぶせられ、緊張した面持ちの古谷優人(22日午後3時35分ごろ、新井拓海撮影)

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