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台風被害対策に全力 中川衆院議員インタビュー

「まず台風被害対策に取り組みたい」と語る中川氏(衆院第二議員会館)

 【東京】中川郁子衆院議員(道11区)は、26日の臨時国会召集に当たり、十勝毎日新聞社のインタビューに応じた。一連の台風被害について、「一日も早い復旧、復興に万全を期す」と最優先に取り組む姿勢を強調。新たに就いた自民党野菜・果樹・畑作物等対策小委員会事務局長としても、農業対策に力を入れる考えを示した。

 -衆院委員会では新任の2委員会を含め5つの委員会、特別委員会の委員、理事に名を連ねた。
 どれも重要な委員会。新任の厚生労働委員会は所管が医療、年金、介護、子育てと幅広く、今回の台風災害では防災弱者への配慮の必要も痛感した。災害対策委員会の委員も引き続き務めるが、地元十勝の皆さんが早く元の生活に戻れるよう、特に生活となりわいの再建を支援したい。

 -まず、取り組みたいことは。
 台風被害からの復興だ。収穫期を迎え、交通網、特にJR路線の寸断は、生活面だけでなく物流面と地域経済全体への影響が懸念される。観光面も予約のキャンセルが相次いでいると聞く。地域経済と観光は表裏一体であり、経済を元気にして、観光での風評被害を取り除きたい。

 -激甚災害指定を受けたが。
 これからだと思っている。被災自治体では、生活復旧や被害把握に職員の人手や時間を取られ、なかなか次の一手が打てていない状況。激甚災害指定で、査定前着工にも踏み切れ、補助率も上がるので、事業主体となる自治体側は心強いはず。国の関係省庁などの職員派遣なども整っていく。

 -農業対策では。
 畑地では表土流出、土砂流入など復旧に長期間を要すると見込まれる。来年の作付けが可能、再来年に取り組むなど状況を見極め、農業基盤を的確、効率的に復旧整備させていくことが必要。現地に足を運び、丁寧に説明を続け、国からの情報を送りたい。
(原山知寿子)

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