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災害時の行動考える ネイパル足寄

洪水の仕組みなどについて、布川主任研究員(左)の話に耳を傾ける子どもたち

 【足寄】小・中学生を対象にした防災自然塾が17~19日まで、道立青少年体験活動支援施設・ネイパル足寄で開かれた。定員の20人が参加、講義や体験を通して、大雨や洪水などの災害時の行動を考えた。

 8月の台風で甚大な被害が出ている十勝。住民側の適切な災害時対応も重要視される中での開催となり、2泊3日の日程。

 講義では、NPO法人環境防災研究機構の布川雅典主任研究員が洪水の仕組みについて、「大雨の際は大きな川の流れが強く、接続する小さな川が入っていけないことで起こる」などと説明した。

 参加者の1人、幕別中1年の近野正樹さんは、台風による幕別・猿別川の増水で浸水した河川敷のパークゴルフ場を見たといい、「布川先生の話で納得した。猿別川という小さな川の特長だったのですね」と感想を話した。

 夕食前に、3日分の食事(非常時用)が班ごとに配られ、ヒートパックで温めたドライカレーや焼き鳥の缶詰、コーンスープなどを夕食とした。疑似避難所体験として研修室で毛布や寝袋で就寝した。

 2日目は、初日の講義内容を確かめるため、大雨による氾濫のあった利別川や土手に設置された土のうも見学。3日目最後の成果発表では「普段から家族で避難場所を確認しておく」「非常食の備えをする」「AED(自動体外式除細動器)などの救急法や起床に関する知識を得る」といった注意点が語られた。(木村仁根)

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  • 災害時の行動考える ネイパル足寄 2

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  • 災害時の行動考える ネイパル足寄 3

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  • 災害時の行動考える ネイパル足寄 4

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