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全道被害額の半分は十勝 振興局台風被害まとめ

 十勝総合振興局は、8月の台風などによる農業関係の被害状況をまとめた。16日現在、報告のあった管内17市町村で計1万3533ヘクタールの畑で冠水や耕土の流失が報告された。農作物とJAなどの関係施設の合計被害額の推計は83億6000万円に達し、全道分179億4000万円の半分近くとなっている。

 8月中旬以降の台風7、11、9、10号の上陸、接近により管内の畑は冠水や滞水、川の氾濫などによる土砂の流入、耕土の流失に見舞われた。

 作物別の被害面積はスイートコーンが3003ヘクタールで最も多く、ジャガイモが2628ヘクタール、豆類の2576ヘクタールが続いた。スイートコーンは2014年の作付面積が約4000ヘクタールで、今年も同程度とすると4分の3の畑が被害を受けたことになる。

 農業施設では、JAなどのでんぷん工場、野菜保冷庫など共同利用施設9カ所が被害を受けた。牛舎や畜舎、倉庫の全壊や破損などが141件あり、農業用機械の破損や浸水も155件報告されている。

 農作物の被害額の推計は、台風7、11、9号の合計が9億6000万円、台風10号が72億3000万円で計81億9000万円。全道の計149億4000万円の半数を占める。共同利用施設は計1億7000万円だった。同振興局では「まだ報告が上がってきていない町もあり、被害面積や額は増える可能性がある」としている。(安田義教)

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