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宿泊5000円引き 台風で苦戦 ぬかびら源泉郷 

26日からキャンペーン
 【上士幌】町観光協会は26日から、ぬかびら源泉郷の旅館宿泊者1000人を対象に、宿泊料金から5000円を割り引くキャンペーンを始める。台風の影響で宿泊者のキャンセルが相次ぐ中、三国峠が10月上旬にも開通する見通しとなったため、紅葉シーズンを迎えるこれからの時期に、多くの人にぬかびら源泉郷を利用してもらいたい考えだ。

 ぬかびら源泉郷は毎年9月下旬から10月上旬まで紅葉が色づき、多くの観光客が訪れる。町観光協会によると昨年9、10月は各旅館とも常に満室の状態で、延べ8000泊の利用があった。だが、台風で三国峠に加え、東大雪の山に登るための林道も通行止めになっているため、登山客を中心にキャンセルが相次ぎ、宿泊者は昨年の半分に満たない状況が懸念されている。

 そのため、観光客を誘致してこの危機的状況を打破し、温泉街の活性化につなげようと実施する。町は災害対策観光客誘致事業費としてこれに関する費用850万円を23日の定例会に提案する。

 キャンペーンの実施期間は11月30日まで。初日には札幌市内の札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)でもPRする。

 利用方法は町観光協会のホームページ(HP)で申し込み、クーポン番号を取得する(先着順)。宿泊予約の際にその番号を伝えると割り引きが受けられる。

 ぬかびら源泉郷では約20年前から毎年、地域の魅力をアップしようと、温泉街の人が歩く場所にヤマモミジを植樹してきた。町観光協会は「秋の時期のお客さんは、これまでこつこつとやってきた(集客施策の)成果。きれいな紅葉をぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

 また、現在は帯広方面から三国峠展望台まではアクセス可能で、三国峠カフェも17日から営業を再開した。

 詳しくは町観光協会のHPに掲載。問い合わせは同協会(01564・4・2224)へ。(川野遼介)

 割り引きの対象施設は次の通り。

 元祖湯元館、糠平舘観光ホテル、糠平温泉ホテル、中村屋、山の旅籠山湖荘、東大雪ぬかびらユースホテル、グリーン糠平、プライマルステージ、ペンション森のふくろう

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