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「弁当の日」広げよう 有志が10月にコンテスト

十勝での「弁当の日」普及へ立ち上がった応援団のメンバー。右から福原さん、長岡さん、上野代表、渡辺さん

 子ども自身が作り、弁当箱に詰めて食べることで自己肯定感を育む「弁当の日」を十勝でも広めようと、食育に関心がある管内の有志が「応援団」(上野美幸代表)を結成した。弁当の日の生みの親・竹下和男さんの食育講演会(福原主催)が10月に芽室町で開かれるのに先立ち、活動第1弾として同2日に体験型イベントを企画している。

 メンバーはヨシダホーム社長で保育士歴25年、中1と小3の子を持つ上野代表(45)=音更=の他、福原社長で小2と4歳の子の父・福原郁治さん(48)=帯広=、21歳と小3の双子の母で出張美容室VESSの長岡行子さん(45)=同=、2児の母で雑穀料理と子育てサロン「縁が和」を主宰する渡辺文子さん(41)=芽室。

 弁当の日は年数回、子ども自身が弁当を作り、学校に持参する取り組み。何を作るかはもちろん、買い出し、調理、後片付けまですべて自身で行う。2001年、当時香川県の小学校校長だった竹下さん(同県在住)が始め、全国1800校余りで導入されている。十勝では理念に共感した福原が昨年、竹下さんの講演会を開いたり、小・中学生を対象に自作弁当を撮影し応募してもらうなどしてきたが、全国に比べると広がりはいまひとつという。

 体験型イベントは「弁当の日がやってきた」と銘打ち、小学3~6年生を対象に10人がメイン1品をそれぞれ考えて作る。副菜はジャガイモとカボチャから選び、弁当に詰める。順位は付けない。参加費1人500円。上野代表は「食べることは生きること。イベントの継続と併せ、学校などへ導入のPR活動もしていきたい」と話す。

 問い合わせ、イベント参加の申し込みはVESS(0155・38・3558)へ。(佐藤いづみ)

     ◇

 福原(帯広)主催の竹下さんの講演会は10月15日午後2時から、めむろーどで開かれる。入場無料。定員250人。問い合わせは同社地域貢献推進室(0155・37・3983)へ。

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