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ばんえいで「丹波市大和・池田町友好記念杯」 縁がつないだレース

協賛レース後、記念撮影に臨んだ余田さん夫妻(右から2、3人目)と長谷さん家族(左の3人)

 【池田】帯広市のばんえい競馬で20日、第3レースで「丹波市大和・池田町友好記念杯」と銘打った協賛レースが行われた。4月に池田町の地域おこし協力隊になった長谷耕平さん(31)の義父が、町との交流を深めようと企画した。長谷さんの移住から協賛レースに至るまで、その経緯は十勝関係者との縁によってつづられている。

 義父の余田(よでん)亮一さん(63)は、兵庫県丹波市で料亭旅館「大和」を経営。今回は旅館名を冠にしたレースにした。余田さんは妻の浩子さん(65)と共に17~21日、長女で長谷さんの妻の真澄さん(37)と孫の李咲君(8カ月)に会うため来勝した。

 協賛レースの存在は、同旅館の宿泊者で大阪在住の70代の帯広畜産大OBから話を聞いて知った。「娘夫婦と孫がお世話になっている町だから」と、余田さんはレース名を決めた。19日には表敬訪問で池田町の勝井勝丸町長にも会った。

 人の縁から協賛レースが行われたが、長谷さんが池田町への移住を決めたのも偶然だった。東京出身の長谷さんは大学在学中に世界を放浪後、沖縄県で牧場や建築スタッフとして働いたり、群馬県でログビルダーとして建築修行を積んだりした。

 昨年11月、真澄さんと共に、都内で行われた北海道移住のイベント会場へ。建築に関心があった長谷さん夫妻が、北海道ビルダーズ協会の出展ブースで北海道の建築について聞くと、池田町のブースに赤坂建設の社長で十勝2×4(ツーバイフォー)協会の赤坂正会長がいると紹介された。長谷さんは「道内移住でも最初は池田町は考えていなかった。池田の話を聞き、エゾシカ解体施設に関われることもあって決めた」と話す。

 余田さんは丹波市サッカー協会会長の肩書きも持つ。なでしこジャパン選手もいる「INAC神戸レオネッサ」が丹波市を練習拠点にしており、サッカー界への人脈もある。余田さんは「丹波でエゾシカ料理を提供したり、サッカーでも何でも互いにプラスになれるよう、今後も交流を深めたい」と話す。(関坂典生)

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