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エントリー542人 あす6日「十勝大平原クロカンスキー大会」

605人が出場した前回大会のスタート(2015年3月1日)。今年も道内外の選手たちが熱い滑りを展開する

 十勝平野を舞台にした「十勝大平原クロスカントリースキー大会inおびひろ」(実行委主催、十勝毎日新聞社など共催)が6日、帯広市岩内町のTBK・日立オートモティブシステムズ十勝試験場を発着点に行われる。日高山脈を見ながら、岩内仙峡や八千代公共育成牧場、ポロシリ自然公園など雄大な雪原を駆け抜ける。今年も42キロと28キロの競技スキー、10キロと5キロの歩くスキーの4部門を設けた。広島県など道内外の542人がエントリーし、熱い滑りを展開する。ボランティアも協力し、地元の食材を生かした食べ物やお菓子などを振る舞い、大会の魅力アップの一端を担う。(北雅貴)

 コースは帯広クロスカントリースキークラブ(大塚正昭会長)や地域住民ら8人で2月29日から造営・整備を進めた。同日に十勝に降ったまとまった大雪に悪戦苦闘しながらも、圧雪車2台で何度も行き来をして造成。大会前夜は徹夜で仕上げる予定となっている。

 当日は気温がプラスと高くなることも予想されており、ワックスの選択が滑りを左右しそうだ。大塚会長は「参加者から例年得ている高い評判に見合うようなコースにしたい」と意気込む。42キロコースはスタート後約13キロから26キロまで登りが中心。31キロ以降にもアップダウンがあり、大塚会長は「高低差があり実力が試される」と話す。

温かい豚汁や川西産のナガイモを使ったとろろご飯などに舌鼓を打つ参加者(前回大会で)。牛乳やチーズ、お菓子なども大会の楽しみの一つだ

 発着点を含め計4カ所に、給水・給食所を設けている。ドリンクに、おかしの館のあくつ(帯広市大正町)の生チョコ、六花亭(帯広市)の1口サイズのマドレーヌ「めんこい大平原」、バナナが振る舞われる。発着点での川西産ながいものとろろご飯や豚汁、牛乳、明治のカマンベールチーズなどの提供も大会の人気の一つとなっている。各給水・給食所は戸蔦町内会や太平町内会、八広地域村づくり構想推進委員会ら地元有志が、競技には各種スポーツ団体などがボランティアとして大会を支える。

 5日は午後8時まで帯広市役所で受け付け、ワックスルームも開設している。当日の受け付けは午前8時からで、開会式は同8時45分。スタートは42キロと28キロが同9時、10キロと5キロが同9時15分。

 会場には約300台収容の無料の駐車場を用意するほか、無料送迎バスも運行する。帯広市役所とJR帯広駅南口の2カ所からそれぞれ同7時15分と同7時45分に出発する。復路は会場からJR帯広駅南口を経由し帯広市役所まで。同11時から午後4時まで30分間隔で発車し、同2時の1便のみ、とかち帯広空港を経由する。

 同大会は北海道セブンスタースキー公認大会の1つ。同公認大会は2月から4月までの3カ月間にかけて行われる、道内の歩くスキー、クロスカントリースキーの6大会で構成。各大会の指定最長コース(十勝大平原は42キロ)を7つ走破すると、同組織委員会(事務局・上川管内美瑛町)に名前と記録が永久に保存される。十勝大平原は、ちとせホルメンコーレンマーチ(2月11日)、丘のまちびえい宮様国際スキーマラソン(同21日)、湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会(同28日)、サフォークランド士別ピヒカラ樹氷歩くスキー大会(同同)に続く今季5つ目の大会となる。

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