広尾のトドマツ→Xマスに向け札幌へ
【広尾】町が札幌市内の複合商業施設「サッポロファクトリー」に贈るトドマツの掘り出しが5日、町音調津の民有林で行われた。同施設に飾るクリスマスツリーとして使われ、札幌の冬を彩る。
1993年から毎年贈っている。今回掘り出した木は樹齢40年、高さ15メートル、重さ3・5トンで、同施設を運営するサッポロ不動産開発の担当者が8月に直接、選んだ。
この日は作業員8人が重機や手作業で丁寧に木の周囲を掘った後、根を麻のシートで保護し、クレーンでつり上げた。同日中にトレーラーに積んで、札幌に向けて出発し、6日朝に到着する。
11月1日には同施設でツリーのイルミネーション点灯式が行われる。町水産商工観光課は「サンタランドの広尾の木を見て、クリスマスの思い出をつくってほしい」としている。(伊藤亮太)